【SDGs17のゴール】6. 安全な水とトイレを世界に

SDGs(持続可能な開発目標)17のゴール(目標)。その項目の6つ目に掲げられているのが「安全な水とトイレを世界中に」です。SDGsでは、2030年までにすべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保することを目指しています。水は生命の源泉といわれます。その観点からも非常に重要度の高い目標です。

SDGs「6. 安全な水とトイレを世界に」達成のための現状認識

まずは、世界の水の利用状況です。冒頭でもお伝えしたとおり、生命の源泉である水の重要性が非常に高いことは、誰の目にも明らかといえるでしょう。きれいで安全な水が確保されていなければ、誰しも途方もないストレスを感じることになります。

しかしながら、アフリカや南アジア、オセアニアなどでは、現在に至ってもまだ何割かの人々が、最低限、安全な水へのアクセスが困難な状況に陥っています。飲料水、炊事、洗濯、トイレなど、生活のあらゆる場面で利用する水ですが、徒歩30分圏内にそのアクセスがないとなると、過酷な生活環境を強いられてしまっているといえます。

水へのアクセスが困難になると、使用可能な水の量に制限がかかるほか、健康・衛生面に大きな負担がかかります。水汲みの労働も相当な時間と労力がかかりますし、その労働の担い手は小さな子どもであるのが一般的な地域もあります。

次に、衛生的なトイレの利用についてです。いまだに世界の少なくない人々が、衛生的なトイレへのアクセスがなく、そのために不衛生な環境下での生活を原因とした病気などに苦しめられています。地域別に見ると、とくにアフリカや中南米、南アジアの改善余地が大きいといえます。

SDGs「6. 安全な水とトイレを世界に」に紐づけられる8つのターゲット

SDGsでは、17のゴールの各々に紐づけられる169のターゲットを定めています。「6. 安全な水とトイレを世界に」のターゲットは以下の8つになります。

6-12030年までに、すべての人々の、安全で安価な飲料水の普遍的かつ平等なアクセスを達成する。
6-22030年までに、すべての人々の、適切かつ平等な下水施設・衛生施設へのアクセスを達成し、野外での排泄をなくす。女性及び女子、ならびに脆弱な立場にある人々のニーズに特に注意を払う。
6-32030年までに、汚染の減少、投棄廃絶と有害な化学物や物質の放出の最小化、未処理の排水の割合半減及び再生利用と安全な再利用の世界的規模での大幅な増加により、水質を改善する。
6-42030年までに、全セクターにおいて水の利用効率を大幅に改善し、淡水の持続可能な採取及び供給を確保し水不足に対処するとともに、水不足に悩む人々の数を大幅に減少させる。
6-52030年までに、国境を越えた適切な協力を含む、あらゆるレベルでの統合水資源管理を実施する。
6-62020年までに、山地、森林、湿地、河川、帯水層、湖沼などの水に関連する生態系の保護・回復を行う。
6-a2030年までに、集水、海水淡水化、水の効率的利用、排水処理、リサイクル・再利用技術など、開発途上国における水と衛生分野での活動や計画を対象とした国際協力と能力構築支援を拡大する。
6-b水と衛生に関わる分野の管理向上への地域コミュニティの参加を支援・強化する。
出所:外務省HP資料に基づいてクラウドクレジット作成

安全な水や衛生的なトイレへのアクセスを改善するには各国政府が上下水道の整備をするほかありません。これを国際的な枠組みをもって支援していくこと、また、それとともに個人レベルでも、安全な水や衛生的なトイレへのアクセスがない場合の弊害を広く認知し、衛生意識を高めていくことが必要不可欠です。